0908

朝、ゴミを捨てるついでに少し歩いた。空気のなめらかさと涼しさに驚く。ラムネの飴玉を溶かしたみたいだと思った。仕事をしていて窓の外からは電話の声、子どもの叫ぶ声(学校などには行けているのだろうか)、鳥の声、空気のかき混ぜられていく音とかあらゆる音が色々と聞こえてきて、たまに窓を閉めてみると、音は残るのにあまりにも静寂で不思議な心地がする。今日は雨が降っただろうか。記憶はあっさりと混ざってしまう。なぜか顔は笑ったまま、今日も仕事は長引く。たとえば台詞のように、いくつかの言葉を持ち歩ける形として持っていられることは幸福なことだと思う。平衡感覚が少しだけ怪しい。