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かさかさの、かさかさの言葉が恨めしくて水は、どうしたら水はと思えば私はきっと川か池か海かとにかく水のある場所を探している、それはおそらく私には見えない、昨日気がついたら眼鏡が壊れていたのだった、目を離した隙に、気がついたら棚の上に知らない銀色の細かい螺子が転がっていて、それから透明の小さな何かが転がっていてそれをはじめはイヤリングが落ちて壊れたのかと思ったけれど見ればそれは無事なことが一瞬でわかって、それではこれはなんだろうと思ったときに欠けた眼鏡を認識した。

つまりはそういう映像を見た。だけなのだけれど。