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何もないのにずっとどきどきしていた。どきどきして、頭の中はずっととっ散らかっていて、ぐちゃぐちゃで、何で散らかっているのかもわからなくて、パソコンの前から離れたら悲しかった。残りの作業を全部土曜日の自分に託して外に出た。少しぬるまった冷たさ、冬というよりも春の寒さ、だったような気がする。電車に乗っている間もまだどきどきしていて、悲しくて、でもそれは用事のせいじゃない。最近左目の視力が落ちてきたような気がして、裸眼で過ごすのは控えた方が良いかもしれないと思い始めている。15年頑張ってくれたのだからそろそろか、という気持ちもある。電車のあの世性についてたびたび考える、未来の棺はこんな感じかもしれない。たまたまその時にその地域で死んだ人が大きな箱に詰められて、まとめて火葬される。間違えて乗ったら帰ってこられないんだからねと、忍び込もうとした子どもが怒られている。