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大声で叫ぼうとすれば自分の中の空虚に気づくことができる。大声を出すことさえ自由にできない体であり心であることを、たまに確かめては絶望的な気持ちになる。私にはもうあるいははじめから今までずっと、何もできないしできるようにならなかったということを踏みしめて歩く日々の表層は恐ろしいほどに穏やかで、それを思う度いつも、これを失ういつかのことを考える。こんなに穏やかに暮らしていられる時間はあとどれくらいかわからない。外は雨になってきた。あんなメール送らなきゃよかった。