0701

いつもメモ帳機能に日付と一緒に打ち込んでからサイトの方にもにコピーペーストしているのだけれど、メモのほうの日付の行に間違えて08と打ってしまった。けれども8なんて気のしない、見るからに7な7月初め。風が強くて、もう6じゃないなと思う。涼しくて良い。泳いでいるのと何も変わらない、水でなくて良かったと思うのは、水を水であると思えるからで、空気のほうがあからさまに軽いから。眠っている間でしか火星の上も歩けないし、ハレーション、わたしの両足にも水が流れていることを意識する。強風の中を図書館へ出かけて、帰り道には太陽が照り付けの用意をしている、帰ればまた雲は厚く、空気も重たく、重たい空気がびゅうびゅうと。言い当てる言葉がない。思いつかない。あらゆるものの表面を撫でるよりも強く撫でる、連れて行きはしないけれどその勢い、削りはしないが少しくらい溶けているかもしれないその重さ、決して流し去ることもなく。青い青い。電話に出る。言葉がもつれる。数字が音になり文字になる。復唱・低気圧に沈んでいく意識、池:Your Pond(曲)。水のあるところはみんな好きだけれど、どちらかというとわたし自身は池っぽいと思う、そういう話をほとんど初対面の人にしたら、そんな気がすると言われたのが去年の夏。影は生き物、影は生き物。家電のエラー音が怖い。家中の家電がいきなりけたたましく鳴り始めたらどうしよう的不安はいまだによく思い起こされる。からするに、敵と呼びたくないのなら、家電はいったい何だろう。夜になる、強い雨が降る。強い雨が降っている。日が沈めばもう何も青くない。