0705

雨の気配と押し問答しているうちに七月、七月。友達の誕生日だと焦っていたらひと月先だったとか、好きな詩人さんの展示に行ったことの嬉しさとか、初めてお話ししたインターネットのひとたちのこととか、日曜日の寝不足で溶けた世界が優しかったこととか、月曜日、低気圧で頭が割れるように痛くて安心する。雨の気配。傘。混み合う電車。大きな水溜り。服を燃やしたい気持ちは叶えられなかった。ワクチンを打った祖父母は雨のためにここまで来られなかった。こととか。ダウン着た 初対面の先輩の目許がきらきらしていて可愛かった