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等しく生きろと言われること 何よりもお前の命が大事なのだと誰かが発していることをこういうときにだけはなぜだかほんとうに信じてしまえる気がすること 感情の伝播と勝手に不安になること 不当な不安の拡散について(何を不当と感じてしまうのか?) 感情の権利について 発露の権利について(これを賢しらに抑圧したとき誰かを殺してしまうのではないか?) 廊下の暗闇から根源的なこわいものが浮かび上がってくるような気がしてくる こわいものに蓋をして、遠ざけるための日々のあれこれが一気に無化される

元日、いい天気だった 穏やかな朝を迎えた 氏神さまに今年もよろしくお願いしますとご挨拶をして、御神籤の言葉が優しかった 何もかも恵まれた場所でご飯を食べ、会話をし、お風呂に入って毛布にくるまっていた 明日から何もかもが無事であってほしいと思った