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昨日は家族で遠くのアウトレットに行った。家族で朝から車に乗るのはかなり久しぶりのことだったように思う。もうイヤホンで耳を塞がなくてもいられるようになった。2時間ということが小さい頃に比べてすっかり軽くなっている。服を買おうとするとき、まともでいるためのコストという言葉が頭に浮かぶ。卑屈にならないようにしていたって、試着の鏡を見て、私がこんなに綺麗なものを身につけて一体どうするんだろうという気持ちにどうしてもなる。適切な金銭感覚と適切な視覚の感性、そのどちらも測りきれずにすり減らしすり減らししながら選ぶ服を、好きになれるかもわからない服を買って帰る。帰りの車では今年の再生回数トップ100とされる音楽が流れていたが馴染みがなく、音よりも言葉に発音に苦手さがあって、どうして苦手なのかを考える。音楽の言葉は世界を破って、剥がしてほしいと思っているのだと思う。そしてその美化と抽象化で黙らせている対象は何だと問いたくなる気持ちがあってしまうのは、それこそ再生回数が多いというそのことにもよるがそれは不適切な感覚かもしれない。だがしかし本当にそうか?

今日は髪を切りに行った。