0610

じいじい(虫の気配こないで!(窓を閉める)ください) 蒸し暑い部屋 むし………

耳奥に駅のメロディが張り付いたままえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんえんあの子の耳、ほんとうはひかりを集めるための穴は鈍い半透明に塞がれてしまっていた(やわらかそうな耳朶) 毎日言葉を間違えてばかりいます、ほんとうはその間違いを気に入っている………不適切…………夕暮れの深くまで透いた青を目で追いかけていく 雲が赤くビルも赤い 本当に染まるんだな あんなに塊だったのにわたしたちもう随分とばらばらで、本当に空のないところに連れていってくれるかな、楽しみにしている わたしは彼女を友達だと思う