0629

とつぜん生身になってしまった。まだお昼で、午後にも仕事をするのにどうしようと思った。踊り出すしかない体が椅子の前にしかいられないことがとても息苦しい。何も悲しくないのに負荷がかかっていく。仕事が終わらない。土日はバッファじゃないつもり、全然歯医者さんとか行くし行きたいライブに行くし部屋を片付けないといけないし。23時にやめる。しばらく動けなかった。シャワーを浴びないといけなかったけれど、アクションのひとつごとに動くのをやめてうずくまってを繰り返した。ひさしぶりに泣いたような気がする。ひさしぶりに見えた扉の匂いにまだ梅雨だったと思い出す。胸の奥が大きく詰まって、詩を声に出して読むこと、私の呪文、他人の言葉、夜、元気を振る舞うために飲んだジュースの味がぜんぜんしない。