0527

夜の奇妙な時間に一度寝て、夜更けに一度起き、朝に起きなおす日々を過ごしていた。今日は通常の型になりそうで、良かったといえば良かったことになる。ここまで書かないと悔しさに気づけない。日記だけは続けた方が良いと色々な側面から思うのだけれど、三日もさぼってしまった。

雨が降っていた。こんな雨の日の憂鬱に浸っていられる幸せの遠さが寂しい。外にさえ用事を作らなければ出られないのだった。だから図書館に行った。ついこの間まで乾いた色をしていた紫陽花はすっかり深く青や紫に濡れていた。少し歩けば酸っぱいマゼンタの紫陽花もいる。