0608

そのあと、眠れなかった。ここにその経緯をくわしく記録はしないけれど、つまり大きめのアクションを取ったのだった。目が冴えて冴えて、ジャンク品でもなんでもいいから何か情報を入れていないと落ち着かなかった。わたしはちょっとだけブルーライトが似合う。すぐに鳥の声が聞こえてきて、朝がくるすこし前にかならず鳥の鳴くその律儀さや鋭さのことを、どうしてだろうと考えていた。家族が起きても眠れずにいて、6時くらいまでは記憶がある。それでも遅刻だが、9時には起きられた。

頭のぼーっとするのと、手足ががたがたするのが緩まってきてはいても治らなくて、困惑、パソコンに内蔵された音を鳴らして鳴らして紛らわす気分。それから、首回りがどうにも違和感があって、鎖骨や、肩や、肩甲骨のあたりを、さすったり、回したり、しているうちに頭がすーすーしてきて、いつものようにいずれなくなる感覚と格闘。

 

しなければいけないことは山積みで、どうにも終わらず、また時折何も手につかなくなったりもして、ぼんやりと暮らす午後は季節の進みに合わせて少しずつ熱を増してきたようで、居心地の微妙な悪さだった。気がついたら床に倒れて寝ていた。考えてみれば当たり前だった。夕方くらいの時間が一番心地いい。空気が作りものの海みたいだ、静かでやわらかくきよらかだ、いっぱいにつめこんで、内側から溶けていきたくなる。そんなことばかり考える。

きょうはやけに言葉が絡まる。