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今日の夢で私は宿泊施設の大きなお風呂にいた、1階にあって窓から外の木々が見えるタイル張りの広い浴室は前はとても汚かったことを知っていた。冬に行っていた場所のスタッフの方みたいな人春に参加した公演を手伝ってくれた先輩みたいな人にすごいですねと言ったら消毒の「7号」が大変だったと言っていた。白い防護服を着た彼女のイメージがあった。私はまだ汚いかもしれないお湯に入った。

起きて、時計を見て、化粧をしながらふと、そこまでして化粧をしたいだろうかと思ってしまった。日焼け止めを塗って、少し置いて、下地を塗って、また少し置いて、色を塗る。そこまでして化粧をいつでもしたいだろうか。しなければいけないだろうか。

音楽を聴いて、戯曲を思い出して、骨的なもの、光的なもの、無機質なものの中に肉が見える瞬間に惹かれてしまうことを思った、社会的な意味から逃れた体であるだけの体は好きなのかもしれないと思った。

アルバムのさいごの一曲をのこして電車が終わる。行ったことのない場所に仕事で行った。私の中の東京の地図はおおよそ移動時間をもとに大きく歪曲されているので、未知の場所と既知の場所Aと既知の場所Bの歩いていける近さに妙な気分になる。休憩する場所のない、ご飯を食べることのないオフィス。私たちは労働だけする機械だとでも思われているんじゃないかと嫌味みたいに言いたくなる。