0227

昨晩は友達と話してもらっていた。みょうに寂しくなる予感がして過剰にアルコールを摂ってしまっていたが呂律はずっと回っていた。熱量が跳ねがちなので気づかれていたかもしれない。出てくる話や言葉の重ね合わせがずっと楽しいのは気を遣われているからなのかもしれない。私にとっては大事な友人で、だからずっと仲良くしてほしいと思っている。もう寝なければの流れになったあたりで謎のハプニングがあり、かなり不思議な時間まで付き合ってもらった。

今日は休みだった。近所の医者にかかるつもりだったが臨時休診だったので、代わりに散歩をして、近所の名前も知らなかった喫茶店に初めて入る。誰もいない2階席に通されて、ミントミルクティーを注文する。図書館で借りた本を読む。詩人の講演録に近いもので、その中には詩を書こうとする人への語り掛けがいくつかあって、読んでいるとこれは詩ではなく全ての話をしているのではないか、というような気がした。何かが悲しいままだった。最後が遠い鳥の群れかネガとポジを反転させた星雲のように流れていく。暖かい道を帰った。それからずっと呆然としていた。