2021-11-09 1109 雨が降った。窓の外は一日中青かった。昼休みの半分をいつものように横になって過ごしていると存在の輪郭が溶け出ていくようで、細かい雨粒のひとつひとつが次々に砕ける音がそこかしこで光っては散っていくのが心地良かった。安く買ったセーターの毛玉を刈っているときだけ永遠は存在すると思ったりとかする。