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お昼過ぎに郵便局へ行った。外は晴れていて、まだ幼稚園も小学校も終わらない時間だからかひと気も少なかった。公園に立ち寄ってブランコを漕ぐ。高くで傾いだ陽光が冬の薄い空気を柔らかく刺す、刺しあとが、光の粉のようにきらきらとぼやけて見えた。体が冷えたせいか夕方ごろからひどく朦朧として、回らない頭で夕食をもらいながらふと先日読んだお話の続きが空想として流れ出る。お湯に浸かって血を巡らせて、そうすると、まだ空想にわずか取り残されたまま回り始めた頭が色々な言葉を吐く。そのほとんどは排水溝に流れて消えた。明日はとても素敵なところに行く予定。