0205

雪が降った。夜に用事があったので会社に行こうと思っていたが、判断を先送りするために家で仕事をしていたら用事がなくなった。窓の外では斜めに白が、散り散りの白が絶え間なく吹き付けていて、そのまま開くと一気に視界が鮮明になるようだった。生命の危機を感じるからだとついこの間噂で聞いたような気がするが、なんだって構わなかった。冬は最も鋭い季節で雪の日がその先端だと思いつづけている。明日の朝に公園に行ったら白い姿が見られるだろうか。