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めずらしく家にひとりでいる時間が長かったから、自分のスピーカーで音楽を流してみる。実家に帰ってきてからずっと眠らせていた。音が跳ねれば足が軽くなる。

ためしたときにばかり化粧はうまくいく。また携帯を落として、端の部分から黒い砕けが床に散らばっている。ビスケット式。ドライヤーも2度落とした。いつか包丁を落とすのではないかとずっと思っている。図書館に本を返しそして借りにいく、また交換本コーナーで読む時間のあるかも怪しい本を拾ってきてしまう。チラシのコーナーで見かけたワークショップのお知らせ、様々な都合から参加はできないので拾わなかったけれど、行きたかったなと少し思う。その施設では素敵な公演や企画があまりに多くて、ものすごい場所だと思う。それは突然やってくる、果てしなくて薄っぺらい不安が気管に張り付いて代わりに呼吸をする。