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眠たい頭で図書館に行った帰り、いつの間にか咲いてずっと咲いているような気がした花がぽつぽつと落ち始めているのを見かける、咲いているときには赤寄りの紫色だった花びらは、しかし土の上ではどういうわけか淡い藤色から青みがかった色へのぼんやりとしたグラデーションに変わっていた その色がとても綺麗だったので、携帯のカメラを構える 当然、写ってくれない。出来心でダウンロードしたペイントソフトでぎりぎり近いような気がする色を拾ってメモをして、それで帰った。重たい雲の下で、子どもの声はいつでもまっすぐに光っていて痛いのが目なのか耳なのかわからない。返すべき連絡を少しずつ返す。これ私が悪いんかなあと思うこと、これ私しか悪くないなと思うこと、いろいろ。