0820

フラットな寝付けなさを超えて2度目を覚ました。一度は驚くくらいの喉の渇き、もう一度は突然やってきた鼻づまり。2度目に起きた時にはもう外が白んでいた。あまり眠れた気もしなくて、せっかくの早朝にもおとなしく布団に入り直す。扇風機の羽が夏を擦り減らしていく音も止まる。食器の当たる音で目を覚まし、止むのを待ってから起床する。

家の一部が入れ替わった。つるんとしていて、昔よりもずっと安全らしい。入れ替えができることに少し驚いたけれど、考えてみれば建物の方が長寿なのは簡単に想定されること、いつかは入れ替えられるようにできていなければいけないのだとすぐに思い至る。人体みたいだ、なんでも比喩になる。

夕方に少し寝て、暗くなってから外に歩き出す。スーツをクリーニングに出して、日用品を買って、歩いて帰る。

あっという間に日はすぎる。返信をしようとおもっていた昨日が気づけば先週になり先月になっている。