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枕元の詩集をひさしぶりに開いたら、白い靄の向こうにこんなにも未知の分裂と融合を繰り返して世界は、まったく触れることのできない世界は、朧げな宇宙の白い光は自在にわたしを通り抜けていって、たしかにそこはあったのだ 忘れてしまっていたものがよく見えない、思い出したいと思あの高精細の場所思って呼吸をする 体を一度思い出して、今度は手放すことを試みて当たり前に失敗する

夢見がいいと元気を錯覚できるから、そのうち夢見をコントロールされるようになってしまうんだろうな ぜんぶ気のせいなのにな