0406

今日も日記を書く。と宣言することが私にもたらすことは何か、とりあえず書き始めるための呪文のような感じか。自分で入れてきた、入れざるを得ないで作ってきたたくさんの罅が少しずつ開き始め、空虚になり痛みになっていくのを感じ、その隙間からざまあみろの合唱が聞こえる。これは再生することのない裂け目、生きれば生きるだけ増えていく瑕疵、でもそうするしかなかったと私だけは理解をする。私だけの定規があった。私だけの必死があった。スルーしないでそれらを握っていたのはあの時やその時、罅になる前後の小さな瞬間たちだけだったのではないかとさえ思う、それをまるごと否定したくはない。断罪ばっかりして楽しそうですね。流体でいようと思う。理解は求めないし分かるよと言われても気持ち悪いだけ、これは宣言、大きい言葉で自分を殺さないための呪文。