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私よりも随分大きな殻に向かって期待は投げかけられる、空恐ろしいよりも漠然とした気持ちでそれを見上げる首が少しばかり痛い。悲しくない。空虚の中をゆらゆらとしていて、口を開けて声は色のない分子を震わせる前に霧散する、都会の底はあらゆる光り方をしていて不思議と安心だった、エスカレーターを登るほど心もとなく感じられた。自己紹介では言うべきことのほとんどを取りこぼし、最悪だ、書けることが何もないです。それならどうしてあんなに緑色をした椅子に座ったんですか。