0728

近々用事があるので、ここ数日は体調をどうしても意識したくなる 思い詰めるほどに体は違和感の塊で、あっという間に当たり前が解体されていく 平熱にも熱はあり何度も体温計を脇に差し、仕事の連絡をタイピングしながら、この指はなぜ動いているのか不安になる 日記を書きながら この体はきちんとひとつにつながっていることが疑わしくなって 仕事は少しずつ風圧が弱まってきていて、お夕飯を超えなくて済む日も増えてきた まとまった夏休みが取れないらしいことにもさほど悲しさはなく、解放される時間の量が同じならばたぶん今のわたしには何だってよく、その従順さにより少しずつ退路を断たれていくこともきっとわかっていて、それでも窓を開けてうだるような夏の時間の穏やかに流れることを、憎まないでいられるこれは紛れもない恵まれであることを知ってもいて